200超層の膜で熱線をコントロール。透明フィルムが、空調効果を上げ、飛散防止を実現します。

構造と原理

3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム マルチレイヤー Nanoシリーズは、ナノテクノロジーを駆使して、わずか50μmの厚さのなかに高分子材料の膜を200層以上積層した多層構造のウインドウフィルムです。 微細な多層構造によって光の干渉をおこし、特定波長の光を反射または偏光させ、空調負荷や不快感の原因となる波長を選択的に制御します。 熱線を遮るための金属を使用していないので、メタリックな反射のない自然な透明感が得られます。

※UPF(Ultraviolet Protection Factor)とは、紫外線対策先進国のオーストラリアやアメリカなどで一般的に使われている、紫外線防止指数で、「どのくらい、日焼けを防ぐかを示した値」です。UPF値は高いほど、日焼け防止効果が高く、UPF50以上はすべてUPF50+と表記され最高値です。

構造図

構造図

マルチレイヤーNanoシリーズの原理

それぞれ屈折率の異なる材質の膜を熱線の波長に合わせ厚みを変え、波長成分ごとに200層以上積層することにより、不要な波長を選択的に遮断。

そのため透明感を保ちながら、高い遮熱効果、肌を刺すようなジリジリ感などの不快成分除去効果、そして有用電波透過効果を発揮します。

マルチレイヤー Nanoシリーズのデザイン

窓際の温度低減効果太陽光線のエネルギー比率は、紫外線5%、可視光線45%、赤外線50%です。

窓ガラスから入った太陽光エネルギーが窓際で床や壁などの温度を上昇させるのは主に可視光線と近赤外線とが原因となります。

可視光線はカットすると暗くなりますが、赤外線は目に見えないためカットしても見え方に影響がありません。

したがって、窓用フィルムの理想は、紫外線、赤外線のみをカットし、可視光線だけ透過させることです。

3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム マルチレイヤー Nanoシリーズは、日焼けや肌に有害な紫外線は99%以上カットし、透明感を維持したまま赤外線を90%以上※カットしている理想型に近いフィルムといえます。


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